2011年5月8日日曜日

春の恒例行事

外に出るのに一番よい季節となった。
新緑と花。ご近所も花でいっぱいである。

LZOS Industar 61L/Z-MC 50/2.8

LZOS Industar 61L/Z-MC 50/2.8

smc PENTAX-M 35/2

smc PENTAX-M 35/2

smc PENTAX-M 35/2



アートフェスティバルに続いて、我が家の春の恒例行事が続く。
友達を呼んで、年に一度のバーベキューパーティと潮干狩りだ。

RICHO GX200


潮干狩りは、金沢八景の海の公園。八景島を望む人工の砂浜だが、もともと浮世絵にも描かれた貝の名産地だけあってザクザク取れる。しかも入漁料は不要。
唯一の弱点は駐車場が混雑することだろうか。今年は特にひどかった。皆、遠出を控えているせいか、ここまで混んだのは初めてだ。おかげで潮のピークは逃してしまったが、それなりには採れました。
ワインを飲みながら、スケッチすることも忘れずに。

正面が八景島。右に少し野島が見える。(PENTAX Super-Takumer 55/1.8)

PENTAX Super-Takumer 200/4

海の公園から八景島を望む(少し気をいれて描きました。約30分。去年描いたもの)。

海の公園から野島を望む(最速スケッチ10分。今年描いたもの)。

2011年4月24日日曜日

吉田町とロシア製レンズ

LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50/2.8
今年も新緑の季節とともに、吉田町ジャズ&アートフェスティバルが行われた。天気が心配されたが、幸いにして持ち直した。春の恒例行事として今年も参加だ。

過去の経験から、横浜の絵を品ぞろえの中心とする。売ることが目的ではないものの、売れればやはりうれしい。

日は差しているものの、風の強い日だった。セッティング中に何度か絵が飛ばされたが、なんとか店開き。やれやれと早速ワインを飲み始める。

LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50/2.8

LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50/2.8

ジャズのライブセッションが、店開きしているところの左右交互から間断なく聞こえてくる。
新緑のもと、かなりご機嫌なシチュエーションだ(昼間から飲んでいるから当たり前であるが)。顔馴染みのアーティスト(出展者)もかなり増え、一年ぶりの挨拶を取り交わす。

LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50/2.8

今日のお供は、INDUSTAR 61L/Z-MC 50/2.8。手に入れたばかりで今日が初めての本格的な撮影だ。1980年から製造されたロシア製(製造当時は旧ソビエト連邦)の、M42にしては比較的新しいレンズである。2005年まで製造されていたらしい。自分のはと、製造番号を確認してみると1983年製であった。



プラスチック?の鏡胴はお世辞にも美しいとは言い難いが、映りがいいとの評判につられて購入したものだ。思ったよりも細身である。

使ってみて驚いた。まず、ピントが合わせやすい。切れがよくかっちりと結像してくれる。モニターで見ても色が濃密な感じがする。そして絵が立体的だ。写していて楽しい。
うーん、これでデザインが良ければいうことないのだが。

テッサー型だというので、比較をしてみようと本家 Tessar を探したのだが、あいにく見つからず(整理が悪い)、出がけで時間がなかったので、Pancolar を持ち出した。

下がその比較写真だ。


LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50/2.8


Carl Zeiss Jene PANCOLAR 50/1.8

色の再現性が良くコントラストも高いので、立体感が強くなるように感じる.
一度、三脚を使ってきっちりと比較してみよう。

有名な星ボケは少し絞り込む(F5.6~F8)ことによって出現する。近景に焦点を合わせて背後をボケさせることが必要だ。

背景に星ボケ  (LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50/2.8)

さて、ジャズ&アートフェスティバルも終盤。
ジャズバンドの熱演に、おじさんもおばさんも皆踊りだし、楽しい終幕を迎えることができた。

LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50/2.8

LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50/2.8

絵は? そこそこ売れました。ありがとうございました。

LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50/2.8

2011年4月17日日曜日

ご近所の桜めぐり

今年は寒さがいつまでも続き、例年ではいくら寒くても4月1日には咲く桜が一週間遅れとなった。
4月10日は折しも選挙の日であるが、投票ついでに近所の桜を見て回ることにした。


今日のお供は Flektogon 35/2.8。スナップショットには一番使いやすい。いざとなればマクロレンズとして使えるのも心強い。

デジカメ一眼の撮像素子はAPS-Cと呼ばれるサイズが標準となっているが、35mmフィルムの約1/2の大きさしかない。つまり昔のハーフサイズのカメラで撮っているようなのものだ。
この場合、35mmに比べ画角が1.5倍相当になる。つまり、焦点距離35mmのレンズの場合、35×1.5=52.5mmとなりほぼ標準レンズに該当する。

オールドレンズを使う場合にはこの画角の違いが一番ネックとなる。レンズの特性を生かそうとすれば、35mmフィルムと同じ大きさのフルサイズモデルとする必要があるが、あの大きさ重さには閉口してしまう。

それでなくてもデジカメは強力なバッテリーや電子基板が必要となるので大きくなりがちだ。もっと小さく小型で35mmレンズがそのまま使えるものが出てこないものか。ミラーレスなら実現できそうだが、光学式ファインダーは諦めざるを得なくなる。ファインダーは電子式でよいとしても、シャッター音がほとんどしなくなるのは嫌だ。でも出ないだろうなあ、フルサイズのミラーレス機なんて。

横浜らしく周辺にはまだ斜面林が多く残っている。多くは山桜で、いつもであればソメイヨシノより一足先に咲くのだが、今年は一緒になって咲いている。



里山の風情が残る一角の桜。これはソメイヨシノだ。




桜は撮るのに難しい花だ。微妙な淡いピンク色。明るさを出すために露出はオーバー気味にするのが定石だが、それでは空の青さが飛んでしまう。空の青さを出すには露出は絞り気味とする必要があるのだが、その兼ね合いが難しい。
人間の目はカメラよりはるかにダイナミックレンジが大きいのである。最新機種のデジカメでは露出を変えた複数枚の画像を自動合成してレンジを広げてくれるものがあるという。便利なものだが、どうも触手は動かない。

近くの「市民の森」の桜。「市民」といってもご近所の人しか来ない。ゆったりと花見を楽しむには一番だ。
空の青さと桜の華やかさが両立できたと思ったのだがどうだろう。




2011年4月10日日曜日

横浜近代建築スケッチ

横浜でアートといえばトリエンナーレが有名であるが、歴史的建造物を活用した取り組みも活発だ。

横浜は港町だけあって近代建築の宝庫だ。消え行く運命にあるこれらの建物に新しい生命を吹き込んで都市としての活力として利用する試みもいくつかなされてきた。赤レンガ倉庫がその最大の成功例だ。
その近くの北仲通りでは現在再開発がおこなわれている。以前スケッチに書いた「旧帝蚕倉庫事務所」がどうなるか気にかかるところであるが、どうやら保存されるようである。

今日はやっと桜も満開となった。先週の日曜日はまだ冬の最中といった感じの寒い一日であったが、関内までスケッチに出かけた。

みなとみらい線の馬車道駅が出発点(RICOH GX200)

馬車道駅構内 すでにレトロ (RICOH GX200)


馬車道に建つ旧富士銀行は東京藝術大学キャンパスとなっており、その近くの旧第一銀行横浜支店は、ヨコハマ創造都市センターとして、活用されている。

旧富士銀行横浜支店:現在は東京藝大キャンパス (RICOH GX200)


そこからほど近いところに本町ビル(旧帝国火災横浜支店)がある。有名なものではないがニューヨークのアパートを彷彿とさせる趣のあるビルだ。

本町ビル (旧帝国火災横浜支店) (RICOH GX200)

本町ビル全景 外部階段がレトロ (RICOH GX200)


本町ビルスケッチ 本日1枚目
日本郵船の建物自体も由緒あるものだが、その一角が博物館になっている。「船→建築」展をやっ
ていたので入ってみた。20世紀の巨匠コルビジェの建物が、これほど船そっくりだったとは!時代の最先端の大型汽船へのあこがれが垣間見える。

日本郵船歴史博物館 (RICOH  GX200)


下のスケッチは休憩室でお茶を飲みながら描いたもの。

日本郵船歴史博物館

旧第一銀行で活動していたバンカート(BANK_ART)は、日本郵船の倉庫に移った。2008年横浜トリエンナーレの会場にもなり、立地的にも最高の場所で期待できる。
倉庫の大空間が贅沢だ。独特の無梁板構造(マッシュルーム構造;梁がないのですっきり)の柱も美しい。

BankArt Studio NYK 内部 :無梁板構造の柱が美しい(R(ICOH GX200)

BankArt Studio NYK: 内部展示スペース (R(ICOH GX200)

BankArt Studio NYK 内部 :アート書籍がいっぱい (R(ICOH GX200)

BankArt Studio NYK  (R(ICOH GX200)

BankArt Studio NYK :対岸は横浜赤レンガ倉庫  (R(ICOH GX200)
日本大通りに面する横浜情報文化センターは、旧横浜商工奨励館をリニューアルしたもの。玄関部分が保存されている。アールデコ風の美しい意匠だ。

旧横浜商工会議所玄関ホール (RICOH GX200)


旧横浜商工奨励館:階段ホール (RICOH GX200)

旧横浜商工奨励館:2階階段ホール (RICOH GX200)

近くの三井物産横浜支店のビルは遠藤於菟の設計。北仲通りの「帝蚕倉庫」と同じ設計者だ。柱の感じが似ている。

三井物産横浜支店 (RICOH GX200)

そろそろ休憩しようと、旧財務局の歴史的建物を活用したZAIMU(これもアートの拠点;バーが併設されていた)に行ったが、残念ながら閉まっていた。4月から閉館となったようである。

しょうがないので、近くのオープンテラスのあるパン屋さんに陣取ってスケッチすることにした。もちろん、ワインを飲みながら(休んでいる時しか描かないのね)。

ワインを飲みながらスケッチ

芽吹く寸前の木々 本日3枚目

2011年3月27日日曜日

水彩スケッチの道具

水彩は気軽でしかも表現力の大きい画材だ。ブログ主の場合、外でしか描かないので携帯性が重要となる。最小限これだけあれば充分だ。
スケッチが従である場合のお出かけ道具(必要最小限のもの)。

最小の水彩スケッチ道具
左より固形絵具セット、水性ペン、水筆ペン、 はがき大スケッチブック

固形絵具は、携帯性に優れた道具である。ただし、あまり色数は多くないので、お気に入りの色と入れ替えられるものがよい。

筆は「水筆ペン」が意外に便利である。柄のところに水が入るようになっていて、柄を押すことで筆先に水が染みるようになっている。描き心地も思ったより悪くはない。簡易的なものと思われがちだが、外でスケッチする時の理想的な道具といってよいのではないか。太めのものが一本あればかなり使える。もともと高いものではないので高級品を選んだとしても大したことはない。

スケッチブックは、はがきサイズからF1くらいまでのワトソン紙。


次は,主目的がスケッチのときのお出かけ道具。

標準のスケッチ道具:左から携帯用筆入れ
スケッチブックはF3とF4
折りたたみ椅子(アルミ製で軽い)

折りたたみ椅子。短い時間とはいえ、ずっと立って描くのはつらいもの。何も腰掛けるとことが無いところで描く時に便利だ。
スケッチブックはSM,F2~F4の中からから2冊程度持っていく。


標準のスケッチ道具:下左より:顔彩、水彩パレット
上左より:折畳み式鉛筆立て(水彩色鉛筆を入れるため)、携帯用筆洗、布

「パレット」もホーロー製の大きなもの。色数が多くなるだけでも「描くぞ」という気になってくる(いつも使うお気に入りの色はそんなに多くないのだが)。各マス目に二色ずつ入れているので計52色だ。チューブ式の絵具を使っているが、夏の暑い時期には絵具が溶け出したりするので注意が必要だ(上左の茶色の絵具が流れている)。固形絵具を使えばそんな心配はいらないが、この色数を揃えようとするとかなり高価になる。
左は顔彩。日本画の道具だが、緑青など顔彩しか出せない色がある。水彩絵具にも違和感なく溶け込む。


標準のスケッチ道具:携帯用筆入れの中身
左より:水彩色鉛筆、消しゴム(練り消しと通常のもの)
、カッター(鉛筆削り用)、擦筆(使わない)
ドローイングペン、鉛筆各種、水彩筆、面相筆(使わない)
筆は水筆ではなく、普通の水彩筆である。大きいスケッチブックの場合には、水筆ペンの太さではさすがに心もとない。
筆洗いは携帯用の水入れが付いているもの。普通の筆洗だけだと意外と水を調達するのに苦労したりする。
筆は4本写っているが、使うのは太目と細めの平筆2本だけ。丸筆は使わない。丸筆の代りに面相筆を用意したが、結局使わないままだ。
スピード命のスケッチにおいては、ほとんど1本の平筆だけでさっさと描いてしまう。

横浜ベイブリッジ(はがきサイズ)

ブログ主の描き方だと、筆よりも下絵にどういう画材を使うかの方が重要だ。
鉛筆、水性ペン、木炭など。何を使うかで画風も変わる。

画材が水に溶けやすいがどうかも重要な要素だ。水に溶けにくいほうが、水彩絵具を載せた時に濁らない。

「鉛筆」は下絵の基本。柔らかいほうが好み。10Bか6B。柔らかいほうが水に溶けやすい。時に思い切り太い芯の鉛筆も使ったりする。
鉛筆より濃い黒色が欲しいときには、「CARAN D'ACHE GRAFWOOD」や「Pitt Charcoal」などを使う。後者は「木炭鉛筆」で特に水に溶けやすいので注意が必要。



上海 豫園 (下絵は鉛筆、SMサイズ)


「水彩色鉛筆 STAEDTLER karat aquarell」。基本的には色鉛筆なのだが、水でなぞると水彩画のようになる。あまり使わない。どうしても繊細な表現となることと、鉛筆をとっかえひっかえして色を塗るのが面倒なせいかもしれない。


横浜 クィーン (下絵は水彩色鉛筆 SMサイズ)

下絵の画材として、今一番気に入っているのが、「DERWENT DRAWING」というイギリス製の色鉛筆(ドローイングペン)である。芯の太さ、柔らかさもスケッチにぴったりだ。色合いも微妙な感じが素敵だ。数種類あるので好みの色を数本揃えておくとよい。水に溶けにくい点も水彩スケッチに最適だ。


ぴん(下絵は”DERWENT DRAWING” SMサイズ)

柴又帝釈天 (下絵jは”DERWENT DRAWING” 屋根の色に顔彩使用  F4サイズ)