カメラは、露出(絞り値)とシャッタースピードの最適解を見つけ出すことが重要である。「絞り値」×「シャッタースピード」で露光量が決まるのであるが、その最適解は、レンズ、光の状態、撮影意図などによって異なる。
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M42レンズでは、絞り値をカメラに伝えるためのピンが出ているが、当然、カメラ側にはそれと連動する機能はない。絞りを絞ればそのままファインダーが暗くなる。概ねF4を越えるとピントを合わせるのが困難になる。スプリットスクリーンも影が出て見にくくなってしまう。
それゆえ、オールドレンズを使う場合には(1)ピント合わせ、(2)露出値の設定(測光)、(3)シャッタースピードの設定という手順となる。
PENTAXのデジ一ではマニュアルモードでAE-Lボタンを押すと、レンズ絞りに応じたシャッタースピードが調整される。マニュアルモードの他に絞り優先モードも使えるはずであるが、誤差が大きいとして推奨されていない。
いずれにしても実際の撮影では一発で決まるというよりは、撮影結果をモニタで見て、設定を調整する場合が多い。絞り優先モードの方が調整幅が狭いので、自然マニュアルモードで使うことが多くなった。
今日のお供は AUTO YASHINON-DS 1.4/50 である。
富岡光学のOEMとされているものだ。一部に熱狂的ファンがいることで知られている。非常に重厚感のあるのあるレンズでしっかりと玉が詰まっている感じがする。非常に美しいレンズだ。
Auto YASHINON-DS 50/1.4 絞り連動のための押しピンが見える |
Auto YASHINON-DS 50/1.4 |
しかし、Pancolarに比べて露出の補正には少々苦労した。どうも振れ幅が大きい気がする。レンズによって特性が違うようである。まあ、それも楽しみの内か。
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