2011年3月19日土曜日

スケッチのこと

スケッチはすべて現地で描いている。
写真を元にスケッチ、などということはしない.写真を撮るのと同じように,その場で感じていることを写し取ることが重要と考えるためだ.
描く時間は長くて30分。早ければ10分で終了する。

旧帝蚕倉庫事務所(遠藤於菟)

旧帝蚕倉庫周辺では再開発が進められている(北仲通り再開発)(RICOH GX200)

タイトルの背景としているみなとみらいの絵は、大桟橋の上から描いたものである。
一日横浜の街をスケッチをしながら歩き回ったので、疲れて大桟橋の屋上テラスでビールを飲みながら休んでいた。ここからの眺めは世界でも有数のものだと思う(おそらく)。

大桟橋よりみなとみらいを望む(RICOH GX200)


大桟橋ターミナル屋上テラス(RICOH GX200)








しばらくすると、みなとみらいのビル郡を背景に素晴らしい夕焼けが始まった。しばらく見とれていたが、やっぱり絵に留めておきたくなった。早くしないと夕焼けが終わってしまう。いつに増して大急ぎで描きだしたのだが、これからフィニッシュというときに雨が降り出した。空が滲んでいるのはそのせいである。




未完のままで止めてしまったので、さすがに家に帰ってからもう少し書き足そうと思ったのだけれど、少し手を入れただけで止めてしまった。もうその場に居るときと同じ手の動きはできないし、とりあえず一番描きたかった夕焼けの色は塗ってあったからだ。

絵は止め時が一番難しい。特に水彩画は描き足すことはできても、描き消すことは出来ないからだ。まさに「一期一絵」なのである。

RICOH GX200


RICOH GX200


RICHO GX200

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