2011年9月4日日曜日

オールドレンズの母艦変更

オールドレンズの母艦を変更した。今までカメラの上位機種にあたる。
オールドレンズには最新のデジカメ機能は必要ない。ただし、マニュアルフォーカスのための見やすいファインダと確実な露出設定機能(AE機能)が欲しい。

今のデジカメのファインダは構図を決めるためだけのものなので、銀塩カメラに比べるとかなり小さい。
実は電子ファインダに相当心を動かされていた。ソニーα55のファインダを覗いてみてからだ。
電子ファインダー自体は RICHO GX200 で経験済みであったので抵抗感は無いのだが、画角の関係で撮像素子は最低APS-C以上の物が欲しい。フォーサーズ規格は考慮外であった。ソニーα55はAPS-Cであることに加え、非常に見やすい電子ファインダを備えている。視野率100%は銀塩カメラ以上だし、画像も容易に拡大可能でピント合わせがしやすく、グリッド線も表示できるので水平垂直の確認も楽だ。電子ファインダーのメリットを十二分に活かしたものと言ってよい。
しかし、どうせ電子ファインダにするのならば、ミラーレスとしてM42だけでなくもっと他のオールドレンズを楽しみたい、と思っていたら、RICHO GXR MOUNT A12 が出た。なんと、ライカMマウントレンズ専用のデジタル一眼だ。デジカメでオールドレンズを楽しむ風潮はここまできたのか。これにも相当心を動かされた。ライカ等往年のレンジファインダのレンズもほとんど使える。マウントを揃えればM42も可能だ。
そう思っていたら、今度はソニーからNEX-7が出るという。NEXシリーズはAPS-Cサイズのミラーレス一眼であり、オールドレンズの母艦として人気があったものだが、マニュアル設定が今ひとつ使いにくそうで心を動かされなかった。今度のものはダイヤル3つも付いて設定が容易そうだ。

うーん、どうしよう、と思っていたことが今回のアップグレードにつながった。電子ファインダの可能性は今後ますます大きくなると思うが、その前に従来の「一眼レフ(レフレックス)」を追求してみよう。



以前持っていた銀塩カメラ(Nikon FE)のファインダ倍率は、視野率93%倍率0.86倍である。大きくて見やすいファインダであった。
アップグレードした機種はペンタプリズムを使用しており、視野率95%、倍率0.95に相当する。しかし、倍率を銀塩カメラと比較するときは1/1.5としなければならない(APS-Cの大きさは35mmフィルムの1/1.5)。拡大アイカップ(1.18倍)を使用してかろうじて銀塩カメラの大きさとなる。

0.95÷1.5×1.18=0.747 (拡大アイカップを使用してファインダ倍率0.747倍に相当)

今までの機種もペンタミラー方式にしては他のメーカと比べて大きなものであった(拡大アイカップを使用して0.67倍(35mm換算))。これに比べ約1割大きくなった。しかし、銀塩カメラよりはまだ1割ほど小さい。数字的には大したことはないが、実感としてはずいぶん大きくなった。デジカメ一眼でプリズムを使ったものはおそらくここまでであろう。

フォーカシングスクリーンもマニュアル用に交換した。
前回のものは焦点工房(ヤフーオークションから購入可能、中国製)のものだ。同様な改造スクリーンを販売しているところは他にアメリカの Katz Eye Optics が有名であるが、今回は、

http://www.focusingscreen.com/

から購入した。あまり情報のないところであったが、送られてきた製品の梱包は完璧。Web上に交換方法等も詳しく載せられており、そのための付属品も充実していて全く問題なかった。CANON Ec-A を改造したものということだ。Web上を巡っているとどこの国のサイトだかにわかにはわからないことがあるが、ここはどうやら中国ではなく台湾製らしい。

前回(水平スプリット+マイクロプリズム)
今回(マイクロプリズム+グリッド)
前回は水平スプリットタイプ(ミノルタX-700用を改造)であったが、今回はマイクロプリズムタイプのものとした。水平スプリットは、暗いところで撮るときに焦点をあわせる部分も暗くなって、ピントを合わせにくかった(当然、真っ暗なところではピント合わせはできない。これはオートフォーカスにしても同じ)。好みの問題であろうが、自分にはマイクロプリズム方式のほうが合わせやすい感じがする。
ピントが合うときはそれまでギザギザしていた像が一瞬にしてピッタっと決まる。そしてその瞬間ピピっと合焦ランプが点灯する。実に気持ちが良い。

ファインダ内の様子;丸の中がマイクロプリズム(焦点があってないときはギザギザ)
ピント合わせのテストをしてみたが、調整の必要もなくぴったりであった(調整用のシートも付属していた)。

焦点合わせのテスト(「3年のデフレ脱却期間」部分に焦点を合わせたつもり)smc PENTAX-A 50/1.4

これでしばらくペンタプリズムファインダーを堪能して、それから電子ファインダーに移ることとしよう。


smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

smc PENTAX-A 50/1.4

動きのあるものも合わせやすくなった。(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

暗いところでのピント合わせ。(smc PENTAX-A 50/1.4)

smc PENTAX-A 50/1.4


2011年8月28日日曜日

スケッチ道具の見直し その1

スケッチ(素描)は素早さが勝負だと思う。
どんなに良いスケッチでも時間をかけて描いたのでは意味が無い。ましてや写真を見ながら描くなどというのはスケッチではない。

その場所で感じたことを2次元の紙に写し取ることがスケッチだ。
スケッチ(素描)が別の作品の下書き、あるいは習作として書かれることもあるが、そういう場合でもそれ自体が充分完成品としてみられる場合も多い。少なくとも自分のスケッチはすべて描き終わった時点で完成品である(というか、もう一度別の作品に描き直そうという根性がない)。

以前はスケッチに行く時にはスケッチ道具しか持って行かなかったが、最近は一眼レフもよく一緒に持ち歩くようになった。逆に、写真を撮りに出かけているときにも絵を描きたい。交換レンズも持って行こうとするとかなりの重さとなる。一眼レフと水彩道具を一緒に持ち歩けるように、スケッチ道具の軽量化を検討することにした。

軽量化のため椅子は持ち歩かず、立ったまま描くこととする。出来ればスケッチブックとパレットは片手で持てる大きさとしたい。

その場で描くスケッチとして、どんな大きさの紙に描くかは重要な問題だ。まずは、スケッチブックの大きさを決めよう。通常はF3~F4をよく使う。小さいものでは、はがきサイズまでのものも使ったことがあるが、さすがにすべてその大きさとすると少々物足りない。今回はもう少し大きなSMサイズを使ってみることにした。

水彩スケッチでは間(白い部分)のとり方が大切だ。描くものと紙の大きさによって間が決まる。それと下絵の線の太さ。このバランスで絵が決まると入ってよい。

今回はそれを見るための習作に近いスケッチである。
下絵には主に以前このブログで紹介した「DERWENT DRAWING」を使用、それにいくつか実験的に新しい道具を試してみた。

横浜創造都市センター(旧第一銀行横浜支店)ホール照明
DERWENT DRAWING使用

横浜創造都市センター(旧第一銀行横浜支店)入り口飾り
DERWENT DRAWING使用。

大岡川河口付近:少し窮屈?F3が適切かも。
DERWENT DRAWING使用。一部ダーマトグラフ。
大岡川河口付近:最初サインペンで描き始めたがまとまらず途中からDERWENT DRAWING使用。
サインペンの場合はもう少し小さい紙のほうが良い?
ダーマトグラフおよび筆ペン(淡墨色)使用
DERWENT DRAWING使用:ちょうど良い大きさ?

DERWENT DRAWING使用

DERWENT DRAWING使用

2011年8月7日日曜日

横浜関帝廟

中華街は、何度行っても方向感覚が狂ってしまう。知っているつもりでいても「あれ?この店はこんなところにあったっけ?」ということになる。こういう迷宮感覚がまたこの街の魅力のひとつだ。このっ原因は、中華街全体が周囲の街路に比べて45゜傾いていることによる。中華街の街路は正確に東西南北の方位軸に合っているし、入り口には各方位を守る守護神を祭った牌楼(東=青竜神、南=朱雀神、西=白虎神、北=玄武神)が建ってっていることから、中華街用に特別に区画したと思われがちであるが、そうではないらしい。

中華街善隣門(中央門) ;ここから街路の軸線は45°曲がる  (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)


ここは、かつては山手から伸びる横浜の砂州の付け根部分にあたり、まずここから新田開発(横浜新田)が行われたため、斜めに田んぼの畦道が取り付く形となった。その後周りの埋め立てが進んだが、その他は元の砂州の軸線を元にしたので、横浜新田の部分だけ斜めの軸線が残ったというわけだ。

以前にブログで掲げた外国人居留時代の模型を見るとよく分かる。元々の地形が①、横浜新田部分は②(現在の中華街)、その後③を埋立て、外国人居留地が造成されていった。

@ 横浜開港資料館 ;説明線はブログ主による


中華街では7月終わりに関帝誕が開かれた。関帝とは三国志に出てくる関羽のことであるが、中国では商売繁盛の神様として篤く信仰されているらしい。特に海外に渡った華僑により世界中に関帝廟が建てられている。

関帝廟前でパレードの始まりを待つ人々 (RICOH GX200)」

関帝廟  (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)


今年は関帝廟が横浜中華街にできて150周年という記念のお祭りであり、例年にない規模で行われた。関帝の分身を載せたみこしが中華街の外に出るのは実に100年ぶりとのことである。特に3mを超すと思われる「将軍」達の人形は台湾から持って来たものだという。
爆竹が鳴り響く中、パレードはかなり長く続いた。お店の中で料理に舌づつみを打ちながら、時々通りに出ては店員さんと一緒になって「すごいすごい」と楽しめました。

パレードがやってきた;奥に見えるのは天長門  (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)


顔の片面だけお化粧  (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

台湾から来た巨人将軍達  (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

爆竹が鳴る中を行進   (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

媽祖は航海の神様  (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

馬にまたがった関帝   (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

関帝を乗せた神輿 (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

夕刻の関帝廟  (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

横浜のお祭りおじさんも登場。横浜だけかと思ったら最近では渋谷などにも出没しているという。しかし、いったいどうやって渋谷まで行くのだろう。自転車で行くわけにも行かないし。
「耳の金魚は大丈夫なんですか」とお聞きしたら、「金魚にとってはキンギョ迷惑」と即答が帰ってきた。
今年76歳とのこと。元気なおじさんである。

(その後、おじさんの名前が判明した。宮間英次郎氏。アウトサイダーアーティストだそうである(Wikipediaに掲載)。)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

こちらは媽祖廟   (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

媽祖廟近く パンダの口からドライミストが  (Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)

同じ場所で露出を絞るとこうなる。(Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50/1.8)