どんなに良いスケッチでも時間をかけて描いたのでは意味が無い。ましてや写真を見ながら描くなどというのはスケッチではない。
その場所で感じたことを2次元の紙に写し取ることがスケッチだ。
スケッチ(素描)が別の作品の下書き、あるいは習作として書かれることもあるが、そういう場合でもそれ自体が充分完成品としてみられる場合も多い。少なくとも自分のスケッチはすべて描き終わった時点で完成品である(というか、もう一度別の作品に描き直そうという根性がない)。
以前はスケッチに行く時にはスケッチ道具しか持って行かなかったが、最近は一眼レフもよく一緒に持ち歩くようになった。逆に、写真を撮りに出かけているときにも絵を描きたい。交換レンズも持って行こうとするとかなりの重さとなる。一眼レフと水彩道具を一緒に持ち歩けるように、スケッチ道具の軽量化を検討することにした。
軽量化のため椅子は持ち歩かず、立ったまま描くこととする。出来ればスケッチブックとパレットは片手で持てる大きさとしたい。
その場で描くスケッチとして、どんな大きさの紙に描くかは重要な問題だ。まずは、スケッチブックの大きさを決めよう。通常はF3~F4をよく使う。小さいものでは、はがきサイズまでのものも使ったことがあるが、さすがにすべてその大きさとすると少々物足りない。今回はもう少し大きなSMサイズを使ってみることにした。
水彩スケッチでは間(白い部分)のとり方が大切だ。描くものと紙の大きさによって間が決まる。それと下絵の線の太さ。このバランスで絵が決まると入ってよい。
今回はそれを見るための習作に近いスケッチである。
下絵には主に以前このブログで紹介した「DERWENT DRAWING」を使用、それにいくつか実験的に新しい道具を試してみた。
横浜創造都市センター(旧第一銀行横浜支店)ホール照明 DERWENT DRAWING使用 |
横浜創造都市センター(旧第一銀行横浜支店)入り口飾り DERWENT DRAWING使用。 |
大岡川河口付近:少し窮屈?F3が適切かも。 DERWENT DRAWING使用。一部ダーマトグラフ。 |
大岡川河口付近:最初サインペンで描き始めたがまとまらず途中からDERWENT DRAWING使用。 サインペンの場合はもう少し小さい紙のほうが良い? |
ダーマトグラフおよび筆ペン(淡墨色)使用 |
DERWENT DRAWING使用:ちょうど良い大きさ? |
DERWENT DRAWING使用 |
DERWENT DRAWING使用 |
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